1. はじめに
こんにちは。血液内科で看護師をしているエリです!
いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
血液内科って、他の科の看護師さんから「なんだか難しそう…」「特殊な感じでよく分からない」って言われることが、時々あるんです。確かに、血液の病気は複雑だったり、治療が長期間にわたったりすることも多いかもしれません。患者さんやご家族の皆さんも、初めて入院される時などは特に、どんな場所なんだろう?って不安に感じますよね。
今回は、そんな血液内科の日常を、患者さんやご家族にも「へぇ~、そうなんだ!」「看護師さん、そんなこと考えてるんだ」って少しでも身近に感じてもらえるように、「血液内科あるある」なエピソードをいくつかご紹介したいと思います。参考にした情報や、私の経験も交えながら、ちょっと大変だけど、やりがいと魅力にあふれた血液内科の看護についてお話しさせてください!
個人的な 経験 や 感想になるところ も多いですが、クスッと笑えたり、看護師の意外な一面を知っていただけたりしたら嬉しいです♪
2. 血液内科ナースのエリが語る「あるある」エピソード
血液内科には、他の科とはちょっと違う、独特の日常や文化(?)があると感じます。
① 採血は毎回が真剣勝負!血管との静かなる戦い…
血液内科では、毎日のように採血が必要な患者さんも少なくありません。
何度も治療を繰り返していると、だんだん血管が細くなったり、もろくなったりして、採血が難しくなっていくんです…。でも、その日の血液データは治療方針を決める大切な情報。「また後で…」というわけにはいかないことも多くて。患者さんに「また刺すの?」って言われてしまう心苦しさと戦いながら、「ごめんなさい、でも大事な検査だから…えいっ!」と心の中で叫びながら針を刺すこともしばしば。採血が成功した時の安堵感といったら!
血管を探し出す執念と 「絶対に取る!」という情熱は、血液内科ナースの特技かもしれません(笑)。
② もはや清掃業者?!清潔へのこだわりがすごい!
血液の病気や治療の影響で、患者さんはとっても感染しやすい状態(易感染状態)になっています。
だから、病室や病棟をとにかく清潔に保つことが、私たちの重要な仕事の一つなんです。テーブルの上のほんの小さなホコリ、ベッド柵の隙間、シャワー室の排水溝…見逃しません!「そこまでしなくても」って思われるかもしれませんが、目に見えない敵(細菌やウイルス)から患者さんを守るため、私たち、お掃除にはかなり厳しいんです。環境整備中に患者さんとおしゃべりしながらも、目は常に感染源を探しているんですよ✨
③ 驚きの血液データにも、だんだん慣れ…ちゃダメなんです!
白血球が数百個とか、ヘモグロビンが 5-6 g/dL台とか、血小板が1万を切るとか…
他の病棟なら「大変だ!」と大騒ぎになるような血液データが、血液内科では日常的に見られます。正直、最初はびっくりしますが、だんだん見慣れてきてしまうんですよね。
でも、そこで「慣れっこ」になってしまうのが一番怖いこと。数字の裏にある患者さんの状態をしっかり観察して、「大丈夫そうに見えても、実は危ないサインかも?」と常にアンテナを張っているんですよ。特に白血球、赤血球、血小板の全部が減っちゃう「汎血球減少」は要注意ですが、それだけじゃなく、他の検査データや全身状態、副作用など、見るべきことはたくさん!日々勉強です。
④ 「お口、あーんしてくださいね♪」口腔ケアへの想い
化学療法や放射線治療の副作用、白血球減少など、色々な理由で、血液内科の患者さんは口内炎ができやすいんです。
お口の中が痛いと、ご飯も食べられないし、おしゃべりも辛いし、何よりそこから感染を起こすこともあるので、口腔ケア(歯磨きやうがい、舌のケアなど)はとっても大切!でも、患者さん自身もだるかったり、吐き気があったりして、ケアが辛い時もありますよね…。そんな時、私たち看護師は「頑張ってうがいしましょう!」「ちょっとだけ歯磨きしてみませんか?」って、時にはちょっとしつこく(笑)声かけさせてもらいます。
患者さんには「うるさいな」って思われてるかもしれませんが、これも皆さんの体を守りたい一心からなんです。いつも ご協力 ありがとうございます!
⑤ 「寒い…」その一言、聞き逃しません!
患者さんからの「なんだか寒気がする…」という一言。
これは、私たちにとっては感染症(特に菌血症や敗血症)の始まりかもしれない、緊急サインなんです!
その言葉を聞いたら、経験豊富なナースはもう頭の中で血液培養の準備を始めています(笑)。好中球が少ない時期は特に、時間との勝負。バイタルサインを測り、先生に報告し、検査や抗菌薬の準備…と、ものすごいスピードで動きます。チームで連携して、迅速に対応することが命を守ることに繋がるんです。
⑥ 静かな病棟?いえいえ、頭の中はフル回転!
血液内科病棟って、手術でバタバタ運ばれたり、救急車がひっきりなしに来たり、ということは少ないかもしれません。
「外科とかに比べて、なんだか落ち着いてるわね」なんて言われることもあります。でも、決して暇なわけじゃないんですよ! 化学療法の細かいスケジュール管理や副作用の観察、たくさんの種類の輸血の管理、造血幹細胞移植という特殊な治療のケア、目に見えない感染との戦い、そして患者さんの心のケア…実は、頭の中も体もフル回転なんです。
専門性の高い知識と技術が求められる、奥の深い看護なんですよ、とちょっとだけ自慢させてください♪
⑦ 長いお付き合いだから…つい、家族みたいに思ってしまうことも…
血液内科の治療は、月単位、年単位と、とても長くなることがあります。
だから、患者さんやご家族と関わる時間も自然と長くなり、深い信頼関係が生まれてくることが多いんです。もちろん、私たちはプロとして一定の距離は保つけれど、心の中では、まるで自分の家族のことのように心配したり、一緒に喜んだり、悲しんだり…。時には感情移入しすぎてしまうこともあるけれど、それも血液内科の看護の温かさであり、魅力なのかな、と思っています。
⑧ 痛い検査「マルク」、少しでも和らげたい!その一心で…
骨髄検査(骨髄穿刺)、通称「マルク」。診断や治療効果の判定に欠かせない大切な検査ですが、局所麻酔をしても、骨に針を刺すのでやっぱり痛みを伴いますよね…。患者さんが「うっ…」と痛みに耐えている時、私たち看護師ができることは限られています。
でも、少しでも不安が和らぐように優しく声をかけたり、そっと手を握ったり、背中をさすったり…。検査がスムーズに、少しでも早く終わるように、心の中で祈っています。無事に終わって「お疲れ様でした!よく頑張りましたね!」と声をかける時は、なんだか一緒に大きな山を乗り越えたような、特別な気持ちになるんです。
⑨ 人生の大切な決断に、そっと寄り添う看護
長い療養生活の中では、患者さんやご家族が、治療法の選択や、時には治療を続けるかどうかの難しい決断を迫られる場面があります。「どうしたらいいか分からない…」と涙されることも。そんな時、私たち看護師にできるのは、答えを出すことではありません。
ただ、その辛い気持ち、揺れる気持ちにじっくり耳を傾け、共感し、必要な情報を提供し、ご本人やご家族が納得して道を選べるように、そっと隣で支えさせていただくこと。夜勤中に、眠れない患者さんと何時間も語り明かすこともあります。これは血液内科に限ったことではないけれど、長く病と向き合う患者さんが多いこの科では、特に大切な看護の役割だと感じています。
3. まとめ(看護師からのメッセージ)
血液内科の看護って、外から見るとちょっと特殊で、大変そうなイメージがあるかもしれませんね。確かに、専門的な知識も必要だし、患者さんの状態が急変することもあるし、精神的にもタフさが求められる場面もあります。
でも、それ以上に、患者さんやご家族と深く、長く関わる中で生まれる温かい繋がりや、専門性を活かして治療をサポートできる喜び、そして、人生の岐路に立つ方々に寄り添えるという、他ではなかなか味わえない、大きなやりがいと魅力があるんです。
もし、皆さんの周りに血液内科で働くお知り合いがいたら、「大変だけど、素敵な仕事なんだね」って、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
いつも私たちを信頼して、一緒に病気と闘ってくださって、本当にありがとうございます。
皆さんの存在が、私たちの力の源です。これからも、皆さんが少しでも安心して、希望を持って治療を続けられるように、私たち看護師は心を込めてサポートさせていただきます。
4. 注意事項
この記事は、私たち 血液内科の病棟で働く日常 を分かりやすくお伝えするために作成しました。
血液内科の看護について知っていただくための一例として、個人的なエピソード や 感想 を基に作成しています。特定の病院や個人の経験を表すものではありません。また、医学的なアドバイスをするものではありません。








この記事へのコメントはありません。