骨髄不全

【再生不良性貧血(AA)と診断された方へ】治療はどう進むの? 看護師と一緒に学ぶ最新ガイドライン(令和4年度改訂版)

こんにちは。血液内科で看護師をしているエリです。
日々の治療、本当にお疲れ様です。不安を抱えて過ごされている方、ご家族の皆様も本当に大変な毎日だと思います。私たち医療スタッフも、皆さんの不安を少しでも和らげられるように日々寄り添っています。
今回は、2023年3月に厚生労働省が公表した「再生不良性貧血診療の参照ガイド令和4年度改訂版」をもとに、再生不良性貧血という病気の特徴、最新の治療法や注意点について分かりやすく解説します。

今回の解説は、日本の血液内科の先生方が作成された 再生不良性貧血診療の参照ガイド 令和 4 年度改訂版 を 参考にしています。

出典:再生不良性貧血診療の参照ガイド 令和 4 年度改訂版【編集:日本血液学会】

再生不良性貧血という病気は、簡単に言うと「骨髄が血液を十分に作れなくなる病気」です。血液中の赤血球、白血球、血小板が減ってしまい、貧血や感染症、出血が起きやすくなります。

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この病気の治療には、

  • 免疫抑制療法(製品名:シクロスポリン(CsA)、抗胸腺細胞免疫グロブリン(ATG))
  • 造血幹細胞移植(骨髄移植や臍帯血移植など)
  • トロンボポエチン受容体作動薬(製品名:エルトロンボパグ(EPAG))

などがあります。特に、免疫抑制療法は、自分の免疫が血液を作る細胞を攻撃しないように抑える治療法です。

再生不良性貧血は難病であり、治療や診断方法が進歩しているため、患者さんが安心して適切な治療を受けられるように、ガイドラインが定期的に改訂されています。今回のガイドラインでは、特に免疫抑制療法や新しい薬剤エルトロンボパグの効果など、最近の研究結果を踏まえた治療法がまとめられました。

今回のガイドラインの大切なポイントを簡単にまとめますね!

  • 免疫抑制療法(ATGとシクロスポリン)の併用が、40歳以上の患者さんや同胞の骨髄ドナーがいない方に特に勧められています。

エルトロンボパグ(EPAG)というお薬は、免疫抑制療法がうまく効かなかった場合にも有効であることがわかっています。

  • 骨髄移植は、40歳未満でHLAが一致する兄弟姉妹がいる方に最も効果的です。適切なドナーが見つからない場合でも、他のドナーから移植できる選択肢も増えてきています(※日本ではまだ保険で認められていない治療法もあります)。

今回のガイドラインの大切なポイントを簡単にまとめますね。

  • 免疫抑制療法(ATGとシクロスポリン)の併用が、40歳以上の患者さんや同胞の骨髄ドナーがいない方に特に勧められています。
  • エルトロンボパグ(EPAG)というお薬は、免疫抑制療法がうまく効かなかった場合にも有効であることがわかっています。
  • 骨髄移植は、40歳未満でHLAが一致する兄弟姉妹がいる方に最も効果的です。適切なドナーが見つからない場合でも、他のドナーから移植できる選択肢も増えてきています(※日本ではまだ保険で認められていない治療法もあります)

し治療として、急性骨髄性白血病(AML)に準じた強力な化学療法や、低用量の化学療法が選択されることがありますが、その適応は個々の患者さんの状況に応じて慎重に判断されます。

  • 治療には副作用も伴います。免疫抑制療法では感染症のリスクが高まりますが、早めに抗菌薬などを使用することで安全に治療を続けられます。また、エルトロンボパグでは肝機能の異常が出ることがありますが、定期的な血液検査で早めに発見して対応できますので、主治医の先生とよく相談して治療を進めていきましょう。

治療中は副作用に注意し、予防策や症状を和らげるケアを行います。
体調の変化は我慢せず、早めに教えてくださいね!

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再生不良性貧血は難しい病気ですが、治療法も進歩しています。

このガイドラインの改訂で、より多くの患者さんに最適な治療が届くようになりました。そして、治療や副作用について不安なことは、必ず主治医の先生や私たち看護師にお話しくださいね。

分からないこと、不安なこと、治療に対するご希望など、どんなことでも私たち医療チームに遠慮なく伝えてください。皆さんが安心して治療を受けられるよう、精一杯サポートさせていただきます。一緒に頑張っていきましょうね。

この記事は、診療ガイドラインの情報を分かりやすくお伝えするために作成しました。

医学的なアドバイスをするものではありませんし、特定の治療法をお勧めするものでもありません。治療に関する最終的な決定は、必ず担当の医師とよくご相談の上でなさってくださいね!

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