レビュー

【※ネタバレ感想】「あなたが誰かを殺した」(東野圭吾)

皆さん、こんにちは!映画と読書が生きがい、日々ナースとしてバタバタ奮闘中のエリです♪

今回は、東野圭吾さんの『あなたが誰かを殺した』をネタバレありでたっぷりレビューしていきます!お楽しみに!

《総評》

「あなたが誰かを殺した」(東野圭吾 著) 評価:87点/100点

本作品は加賀恭一郎シリーズの第十二作にあたる長編作品。最近の社会派・人情派の流れから少し離れて、“殺人事件そのもの”にフォーカスした、久々に「ザ・ミステリー!」という感じの作品でした。タイトルも超挑発的で、書店で見かけた瞬間に手が止まったの、きっと私だけじゃないはず(笑)。

舞台は閑静な別荘地。夏になると毎年恒例のバーベキューパーティーが行われるんだけど、その楽しいはずのイベントがまさかの連続殺人事件に発展。しかも犯人が、事件現場近くのホテルで「自分が殺人犯だ」と名乗り出てくるという異様な展開から始まります。

その名乗り出た男・桧川は「自分がやった」と言いつつも、犯行の詳細は何も語らない。動機は語るけど、証拠も曖昧で、何もかもがスッキリしない。そして納得のいかない被害者遺族たちは、自分たちで真相に迫るため「検証会」を開くことに…。

加賀の人柄が全編に渡って感じられるのは嬉しかったし、「事件の背後にある感情の機微」を見事に描ききったラストは、さすが東野圭吾という一言。ファンは必読です!


《感想》※ネタバレあり

舞台は閑静な別荘地。夏になると毎年恒例のバーベキューパーティーが行われるんだけど、その楽しいはずのイベントがまさかの連続殺人事件に発展。しかも犯人が、事件現場近くのホテルで「自分が殺人犯だ」と名乗り出てくるという異様な展開から始まります。

その名乗り出た男・桧川は「自分がやった」と言いつつも、犯行の詳細は何も語らない。動機は語るけど、証拠も曖昧で、何もかもがスッキリしない。そして納得のいかない被害者遺族たちは、自分たちで真相に迫るため「検証会」を開くことに。

ここで登場するのが我らが加賀恭一郎。今回は看護師の鷲尾春那の同行者として参加するんだけど、久しぶりに“最初から最後まで加賀が活躍する”展開で、ファンとしてはガッツポーズ案件です(笑)!

構成としては、『どちらかが彼女を殺した』や『私が彼を殺した』のような「読者に犯人当てをさせる」本格推理形式に少し近いけど、そこまでトリッキーではなく、伏線が丁寧に貼られていて分かりやすい。加賀シリーズらしい人間味のあるやりとりや心の揺れもありつつ、しっかり“謎”で読ませてくれます。

私個人的には、海斗くんの「犯人は東側に行った」という証言が、すごく意味ありげで気になりました。読みながら「これ伏線っぽいな〜」と睨んでいたら、案の定というか、栗原朋香ちゃんが…という展開に。しかも序盤の「意外性はゼロだった」ってセリフ、読者への皮肉なの!?っていう仕掛け、好き(笑)。

でもここで終わらないのが東野圭吾。実は朋香の事件の陰で、もうひとつの“殺人”があったことが明らかになる。そう、春那が夫・英輔を殺していたという衝撃の展開!その動機が、不倫…しかも身内の静枝との関係っていうのが、もう…ほんと人間ドラマとしてもすごい濃度。

ここ最近の東野作品は社会派寄りが多かった印象だけど、今回は久しぶりに“謎そのもの”にぐっと迫っていくスタイルで、逆に新鮮でした。しかも地図や時系列がわかりやすく提示されていて、読者も一緒に“事件を追体験”できる設計になってるのがすごく良かった!

というわけで、今回のエリ的評価は……【87点】!! 内容の満足度はかなり高いんだけど、加賀シリーズ初期のような本格トリック重視でもなく、後期の社会派寄りとも違う“中庸”な仕上がり。その分、「ここが!」という強烈な推しポイントが少し弱いかな?という点で、ちょっぴり減点。

でも、加賀恭一郎ファンとしては十分に満足できる作品でしたよ~!

それでは皆さん、次回のレビューでまたお会いしましょう!エリでした♪

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